今までも書いていますが、ミキサーをプリアンプ代わりとしてしまうと、回路的に長くなってしまい、どうしても音質が悪くなります。
パッシブのボリュームを使う事でそういった事が無いのですが、 チャンネルディバイダーで
マルチアンプのシステムを組まれている場合等はバッファープリが必要な場合もあり、
その様な場合は中々プリアンプやミキサーを外す事が出来ません。
こういった場合に何か良い方法がと実験されたお客様からの報告がありましたので紹介します。
ミキサーを使っての接続は通常はメインアウトからパワーアンプやチャンネルディバイダーに接続します。
これですと
入力→ゲインボリューム→EQセクション→FADERセクション
と多くの回路を電流が流れる事になります。
これを極力シンプルな様にする為にメインアウト以外の出力を使います。
使用しているミキサーによって、様々な出力があります。
下記はお客様からのメールです。
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例
アレン&ヒース ZONE:62
メインミックスとブースアウトはEQセクションはバイパス可能ですがFaderセクションはバイパスできません。
AUX SendだけがFaderセクションをバイパスすることが可能です。EQセクションをバイパスするには、
4連EQの真下にあるボタンが出っ張った(緑のLEDが光っていない)状態にすればOKです。
一方、FaderセクションをバイパスするにはAUXボリュームの真下にある四角いボタンを押し込みます。
これでフェーダーボリュームに入る前の信号をかっさらうことができます。
つまり、ゲイン調整後には何も干渉していない信号です。
また、出力側においてもAUX Send以外の出力がよけいなボリュームや
回路を通るのに対して、
AUXは全くのスルーアウトなのでこの点でも
音質的には有利に働くと思います。
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AUX出力からTSフォンで出力して、パワーアンプやチャンネルディバイダーに繋げる事によりパッシブとまではいきませんが、
シンプルな回路を信号が通る事により、メインアウトからの接続よりも鮮度の高い音がでるとの事です。
この様な入力がアンバランスメインのミキサーの場合は、出力もアンバランスで統一される事によっての良さもあるのかもしれません。
当店ではDACコントローラーのAvocetを使用しています。
ミキサーやプリも使っていない為に当店では検証できないのですが、
複数のお客様から明らかに鮮度が高く良い音が出てくると聞きましたので紹介いたしました。
簡単な方法としてはパッシブボリューム・パッシブプリ等を使用することで、ミキサーの複雑な回路を使わずストレートな音を体感できます。
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